島根県出雲市Oさま
2025年3月、FP住宅相談所を利用して新築のマイホームを完成させたO氏ご夫妻。
美しい山々が連なる出雲市の郊外に、モダンな平屋住宅が誕生しました。
建築家とともに、自分たちの意向を存分に取り入れた子育てに最適な住まいで
新しい暮らしがスタートしたO氏夫妻にお話しをうかがいました。(リポート:フリーライター 山根み佳)
【Oさまのマイホーム紹介】
渓谷の自然美をそのまま借景に |
新築のいきさつと思い
Q.マイホームを新築することになったいきさつからお話いただけますか?
(夫)2年前、アパートの2階に家族3人で住んでいました。上下左右の部屋への音や振動など、アパートでは子育てにも気をつかうことが多く、また共働きで子育てをする大変さを実感したことがきっかけでした。
(妻)ちょうどコロナ禍をアパートで過ごし、部屋から出られない日が1週間続き、狭くてストレスが溜まり大変でした。
(夫)それで、両親が住む家のすぐそばの畑を農地転用して建てることにしました。
Q.家を建てようと思ったときに、最初にしたことは何ですか?
(夫)まず展示場を見に行くところからでした。ちょうど市内で住宅フェアがあり、一度に何軒も見ることができたのは良かったですね。
初めから地元の工務店にお願いしたいと思っていたのですが、どこも自社のいいところばかりをアピールしてこられて。
一生に一度の大きな買い物ですから妥協もしたくないし、信頼できる工務店さんと出会いたい気持ちが強かったです。
FP住宅相談所との出会い
Q.FP住宅相談所との出会いは?
(夫)僕の友人が萬代さんのFP住宅相談所に相談していると知ったのがキッカケです。
(妻)私の友人もです。それで勧められて、定期的に開催されているセミナーに参加しました。
Q.萬代さんのセミナーに参加していかがでしたか?
(夫)昔と今の家の違いや住宅の仕組みを知ることができました。
それから何より、家計において、住宅費用にどれくらいお金をかけられるかということが分かったのが一番よかったです。
(妻)支出の優先順位ですよね。
(夫)人生に必要なお金の中で、子どもの教育費用と自分たちの老後資金を確保して残ったお金が住宅に充てられる資金なので、優先順位を間違えてはいけないこと、また自分の生涯年収から住宅にかけるお金を算出することを知りました。
それで自分たちが住宅にどれくらいお金をかけて良いのかが分かり、不安が解消され前に進むことができるようになりました。
家を建てる前は、不安しかなかったです。
(妻)あと、安心して任せられる工務店さんの選び方も教えてもらえて、その不安も解消できました。
なので、セミナーを受けてすぐに個別相談を決めました。
Q.個別相談では、カウンセリング、ライフプランニングがあった思います。
(夫)資金プランについてと、どんな家を建てたいのかという内容でした。アンケート形式になっていたので、答えながら。
(妻)自分たちの普段の支出とか、入っている保険の状況もお伝えして。
(夫)その上で(資金と設計の)プランを作成してもらいました。建てたい家の仕様書を作り、それをもとにコンペをすると言われたのですが、我々はコンペを望みませんでした。
工務店・建築家との家づくり
Q.なぜ、コンペにしなかったのですか?
(夫)初めにに萬代さんからK社とA社を紹介してもらい、松江のショールームで営業の方に直接お会いしました。
K社の担当者の方と話をするうちに、ここでいいなと感じたのでコンペはしませんでした。
Q.K社の決め手は、どんな点でしたか?
(夫)近年は珍しくなくなりましたが、K社は20年も前からスーパーウォール工法を採用していて、他社に先駆けて実践していること。大手の建築会社の協力業者もやっていて、技術的な実績があること。そして、K社とタッグを組んでいる設計士の坪倉菜水さんがコンセプトや間取りをデザインしてくださるということで、性能面とデザイン面の両方に強みがある会社だと感じました。
他社との差別化がされていて、いいと思いましたね。
Q.実際に設計士さんが入ってみていかがでしたか?
(夫)一般に、設計士さんにデザインしてもらうと建設費の1割くらいかかるところですが、(K社との特別の関係で)30万円で間取りとコンセプト、外観のデザインをしていただきました。とても良心的と聞いていて、その通りでした。
1年かかった家づくりでしたが、一番テンションが上がったのは坪倉さんの最初の提案を見たときです。
(妻)私たちでは思いもつかないようなプランを提案していただきました。土間テラスとインナーテラスがあって周囲の自然環境を生かした個性的なデザインでした。
(夫)インスタグラムで新築の家の写真はたくさん見てきたのですが、これまで見たことのない形だったんです。
建物自体が斜めになっていて、とてもオシャレで。僕たちの性格から、もう少しスタンダードにしてくださいとお願いして、今の長方形にしてもらって(笑)。
(妻)採用になったのは第2段のプランです。ファミリークローゼットとランドリーをつなげて欲しいとか、キッチンの横にパントリーが欲しいとか、畳の和室を設けたいなどの要望をいくつか出したのですが、すべて聞き入れてくださいました。
(夫)和室の小上がりの高さ、キッチンの木材の色などについても、きちんと考えて決める時間をくださったので、「こんなはずじゃなかった」というのは、ほぼないですね。
ダイニングキッチンと和室の間の仕切りはロールカーテンにしたのですが、それについてもいろいろと教えてきただき、とても根気強く対応していただきました。
Q.家づくりの過程で迷ったことはありますか?
(夫)外の景色がよく見えるような窓ガラスが欲しいと伝えたのですが、営業の担当の方は断熱性が落ちることを心配されていたので、迷いました。結果、坪倉さんがちょうどよい大きさに設計してくださってよかったです。
また、外壁は全体のデザインからサイディングボードではなくジョリパットにしましたが、少し予算が高くなったのかなと。でも、耐久性はあるし、このデザインであれば、やはりジョリパットだったと思っています。
Q.完成してから後悔した点、要望はありますか?
(夫)今のところないですね。「もっと打ち合わせをしておけばよかった」とか、「それは聞いてなかった」ということもなかったです。
強いて言うなら、注文住宅の宿命でもあると思うのですが、例えばダイニングの棚は後から付けることになったので、窓とのバランスがとり切れなかったですね。
最初から考えていたら、もう少し窓の位置がずれていたかなと。今のところ、それくらいですね。
(妻)私たちも、いろいろなものを選ぶのに時間がかかったからなのですが、私の育休からの職場復帰には間に合いましたが、入居の引っ越しに、もう少し余裕があるとよかったかなと。
Q.完成したマイホームに点数を付けるとしたら?
(夫)まだ入居して間もないので90点にしておきます。春に引っ越しをしてまだ冬を経験してないのですが、高気密で断熱性も高いので暖かそうです。改築25年の実家と比べて住みやすさが違いますね。
(妻)あと10点はこれから家族で築いていく感じです。
FP住宅相談所の感想
Q.FP住宅相談所に相談してよかった点は?
(夫)萬代さんに、我々と相性の合う担当者を紹介してもらったことですね。
(妻)とても接しやすいタイプの方で、まったく不満はなかったです。
(夫)自分たちで工務店を探していたら、どこにどんな営業さんがいるのか分からないし、担当者との相性を客観的に判断してもらえたのは良かったと思います。
もうひとつ、萬代さんに相談できて良かったと思っているのは、変動金利と固定金利について相談できたことです。
15年の固定金利がある金融機関のことをたずねると、それは強みであることが分かりました。
金利の見通しを教えてもらえ、住宅ローンの仮審査も早めに申し込みができました。
Q.他所の相談所にも行ってみようとは思わなかったのですか?
(夫)それはなかったですね。工務店さんや完成見学会を回って自分たちで決める人が多いと思うのですが、どこがいいかの相談ができる窓口はそんなにないような気がします。
(妻)工務店から紹介されたFPさんは、その工務店さんの悪いところは言わないですからね。
Q.FP住宅相談所をよりよく利用するコツは?
(夫) 「ライフプランは何回でも見直しをしますよ」と言ってもらっているところなので、これからも途切れることなく、家族の状況に合わせたプランをその都度、見直してもらおうと思っています。
(妻)萬代さんは1級建築士の資格もお持ちなので、設計についても意見をいただくといいと思います。
Q.FP住宅相談所への要望はありますか?
(夫) 僕の周囲にも家を建てたい人が多いので、出雲でも相談会を開催して欲しいですね。そして、もっと多くのみなさんが萬代さんのことを知って相談するべきだと思います。
また出雲の地盤強化というか、出雲の工務店さんをもっと登録していただけると嬉しいです。自宅と工務店さんが近いことに越したことはないので。
また、今の若い人たちは新聞広告をあまり見ないと思います。これから家を建てることを考えている人たちに、もっと萬代さんのことを知ってもらいアドバイスを受けて欲しいので、告知方法を増やしてはどうかと思います。
(妻)たとえば、インスタなどSNSを活用してみるとかですね。
(夫)良心的なので、無料のセミナーだけでも受けて欲しいですね。
Q.最後にFP住宅相談所へのエールをお願いします!
(夫)田舎で子育する若い人にとって家づくりはマストだと思います。また田舎暮らしをエンジョイする人たちにも。
資金や金利、お願いする工務店のことなど分からないことが多いなかで、不安を解消することができればもっと家づくりが楽しく、現実味を帯びてくると思います。
そういう上で萬代さんは、若者支援、引いては少子化対策にもつながる、とてもいいお仕事をされているので、是非とも続けていただけたらと思っています。
(妻)いつまでもお元気で、続けていってください!